世界最大クラス出力のモジュール量産化に成功
太陽光発電モジュールを製造・販売大手のTangshan Haitai New Energy Technology Co., Ltd.(本社:中国河北省唐山市、代表:王 永、以下、HTソーラー)は、中国・上海にて開催されている世界最大の太陽光発電見本市「SNEC2019」で、同社独自の特許技術の採用により、最高クラスの出力を実現した新型モジュール「TARZAN(以下、ターザン)」シリーズの440ワット商品量産化に成功したことを発表しました。また、世界認証機関大手のテュフズートグループにより、ターザン・シリーズのTUV認証の受領式も同時に行われました。
ターザン・シリーズのモジュールは、高出力の多結晶タイプ及び単結晶タイプに加え、美観タイプの「オール・ブラック」です。高出力単結晶ターザンモジュールは、敷地面積の狭い発電所や、強度の弱い屋根などに適し、高出力多結晶ターザンモジュールは、メガソーラー発電所など様々な場面に対応しています。また、業界初の独自の1/3カットセル及びプレート結合技術を使い、モジュールの高い出力の実現だけではなく、ホットスポット発生防止及び影による出力低下の抑制に役立っています。さらに、従来の結晶タイプセルを使用することで、優れたコストパフォーマンスの特性も有しています。モジュールの出力が、380Wから420Wに増加すると、システムの周辺機器コストが5%-8%、発電量あたりのコスト(LCoE)が2~5%削減することができると見込まれています。
HTソーラーの会長、王 永(ワン・ヨン)は、「日本などの先進マーケットをはじめ、昨今世界中においては、高出力、高品質および高コストパフォーマンスのモジュールに対するニーズが高まっております。当社は、このような需要増加を見据え、2017年から自社研究開発に取り組み始め、ようやく商品の量産化に成功しました。日本マーケットに向け、来月よりターザン・シリーズ発売を開始し、今年の第4四半期から最大420wのターザンモジュールの量産供給をスタートします。存分に期待ください!」と意気込みを語りました。
HTソーラーでは、最先端の生産設備を導入し、環境管理や品質管理における国際認証のもと、多結晶シリコンインゴットの生産から太陽光モジュールの組立てまでを一貫して行っております。日本やヨーロッパの大手電機メーカーへのOEM供給の実績も豊富で、中国国内4.5GW ベトナム1GWの生産能力により世界各国へモジュールを供給しています。